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2015年8月

2015-08-26

保育者向け 逆上がり指導のポイント

KONAMIが逆上がりのやり方講座をYoutubeにUpしていました。
せっかくの機会なので、この動画を使って、
保育者向けの逆上がり指導のコツを伝授します!!

まずはこちらの動画をご覧下さい。

さすがに美しい逆上がりです。

でも、保育園で実践するには、もう少しポイントが必要です。

<準備段階>
そもそも、逆上がりを始めるにあたり、上腕の筋力と振り上げるための
十分な腹筋が備わっているか。そこを見極める必要があります。

概ね、年中後半~年長であればいけると思いますが、
最近の子どもたちは筋力低下もあるので、注意が必要です。

鍛えることと同時にチェックできる方法としては
鉄棒で「豚の丸焼き」姿勢です。

この時、腕で身体全体を鉄棒にひきつける→上腕筋
顔はあごをあげずに、足下やおへそを見る→腹筋

「おでこを鉄棒につける」という表現が分かりやすいと思います。

この姿勢で10秒保つことができるようになっていれば、
逆上がりに必要な筋肉は十分です。

逆にいえば、いきなり始めるのではなく、この豚の丸焼き姿勢を
楽しみながら、10秒できるようになることから始めるといいと思います。


さて、逆上がりの仕方ですが、概ね動画の通りですが、
指導法として、いくつかポイントを追加します。

<持ち手の向き>
最初は上腕二頭筋(力こぶの入る方)
を使いやすいために逆手をオススメします。
ある程度からだが上がるようになってきて、
最後の上体を起こす段階では、順手の方が楽です。

<軸足の位置>
実はここが一番大切なポイントであります。
軸足(振り上げ足の反対)が、鉄棒より前にあることです。

子どもたちには、
「おへそも鉄棒の前に」と伝えると、自然と
身体が鉄棒に近づきます。

ヨコから見た時に、へそ・ひざ・腰・足の4点が
鉄棒より前に出ていることが一番大切な形です。

この姿勢から、蹴り上げを始めます。助走はいりません。
動画1:32の姿勢が良いです。逆手にすれば、
もっと身体が鉄棒に近づき、腰も膝も足も前に出ます。

<振り上げの方向>
動画内にもありますが、力のベクトルが
前に行くと、絶対に上がりません。
鉄棒の真上に補助者が手やボールを置いて、それを
オーバーヘッドキックで蹴るイメージが効果的です。

動画の子どもの失敗例のように、助走をつけるのは
大きな逆効果となります。

蹴り上げた足を、すぐに軸足が追いかけるイメージです。

<顔の向き>
子どもは一生懸命蹴り上げようとすると、顔が
上を向き、あごがあがってしまいます。

すると、腹筋が伸びてしまい、せっかく振り上げた力が
逃げてしまいます。

脚が鉄棒にかかるまで、しっかり「おへそ」を見ているように
伝えましょう。

すると、自然と腹筋にも力が入り、振り上げがしやすくなります。
色々な補助の仕方がありますが、
脚立や補助板はあまり使わない方向がいいと思います。
入れるとすれば、軸足にブロックを置いたりして、少し
高くする程度でいいと思います。

本人が地面を蹴る力と、その方向さえ間違えなければ、
できるようになるはずです。


逆上がりの指導は、年長さんだとやっているところが
多いと思いますが、ただただ根性論指導が多く見受けられます。

逆上がりは物理的に見れば、多くの筋力は必要ありません。
構造を指導者が理解して、適切に指導をすることが大切です。

ぜひ、動画と合わせて、ポイントを確認して指導してみてください。

以上、たまには保育のワンポイント講座でした。

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