« まっしろ ふたたび。 | トップページ | 消せないショートメール »

2014-03-01

99回目のおめでとう。

昨日、2月28日。
僕の祖母が、誕生日を迎えました。

祖母の誕生日は、大正4年 2月28日。
大正4年は1915年。折しも第1次世界大戦のまっただ中。

そんな、時代に生まれた祖母。
99回目の誕生日を元気に迎えてくれました。

祖母は父方の祖母。
生まれたときから、一人暮らしを始めるまで。
ずっとずっと一緒に住んでいました。

祖父を早くに亡くした僕にとって、祖母は両親とは
また違った甘え方のできる、大切な存在でした。

手先が器用だった祖母。
小さいときはよく習字を教えてもらいました。
手まり作りや、僕が夜寝るときの丹前を繕ってくれたりも
しました。

料理も上手だった祖母。
その中でも大好きだったのが、
おやつに作ってくれるホットサンドと
年に数回焼いてくれるレーズンがたっぷり入ったケーキでした。
干し芋もよく絶妙の焼き具合で焼いてくれたっけ。

80近くまで、一人で出歩いたり、旅行にもよく行っていました。

今では、耳も遠くなり、痴呆で僕のことや、父のことも
分からないけれど、

でも、僕にとってはかけがえのない、祖母。
大好きな祖母なのです。

母方の祖父母、父方の祖父が亡き今。
ぼくにとっての「おばあちゃん」は、たったひとり。

驚くことに、99歳を迎えた今も、きちんと自分で歩き、
内臓疾患もなく、ごはんもきちんと食べてくれています。

今日は、小さな花束をひとつ持っていきました。

全然俺のことは分からないけれど、
いつも2歳児に話しかけるように、
「おたんじょうびだよ」
「99さいなんだよ」
「おめでとう」
と筆談で話しかけてきました。
何か通じたのか、「99さい」とつぶやいて、
小さな拍手をしてくれました。

その姿は、まるで、初めて誕生ケーキを目の前にした
子どものようでした。

そんな祖母を介護する、父。

そんな父がいるのも、この祖母のおかげ。

祖母がいて、祖父がいて、父がいて。

そして僕がいる。


この99年の人生の中で、何かひとつの歯車が狂っていたら
僕はこの世にいないわけなのだから。

だから、祖母には無条件で感謝なのです。
そしていつまでも、できるかぎり生きていてほしい。

つい数年前まで、「早くお嫁さんもらいなさい!」って怒られて
いたなぁ。
そう言ってもらえるうちにいい報告したかったけどね。

おばあちゃん。ありがとう。そして、
おたんじょうびおめでとう。


ポチッと押してやってください。励みになります。
(1日ワンクリック有効)

Br_decobanner_20100527193253_2

|

« まっしろ ふたたび。 | トップページ | 消せないショートメール »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« まっしろ ふたたび。 | トップページ | 消せないショートメール »