銀塩で撮ることの意味。
ご存じの通り、先日、沖縄に行ってきました。
まあ、沖縄と言っても、本当は素通りして、石垣島・竹富島の3泊4日。
旅行の荷造りをする上で、一番迷ったこと。
それは、どのカメラを持って行く?ってことでした。
僕は現在、常時使用としては4台のカメラを持っています。
Pentax K10D
言わずと知れた、デジタル1眼レフカメラです。
Pentax A30
鞄にいつも入っている、コンパクトデジカメ。
思いつきでカシャカシャと撮っています。
Ricoh GR10
プロのカメラマンも、ポケットに入れていたという、
コンパクトなフイルムカメラ。ただシャッターを押すだけの
シンプルカメラですが、レンズ性能が異常に高く、すばらしい
写真が撮れます。
Pentax MZ-S
K10Dを買うまで、それはそれは、よく使っていた、Pentaxの
フイルムカメラ(35mm)では最上位機種でしょう。
ライブでの活躍のために、交換レンズも多くあり、今まで通算
440本のフイルムを撮りました。
ほとんどが36枚撮りなので、枚数にするとすごいことになります。
旅をする上では、コンパクトなカメラがいい。
でも、沖縄にいけば色々な人や自然との出会いがあるだろう。
そんな中選んだのは、フイルムカメラの、MZ-Sでした。
僕は、旅というのは、一期一会の積み重ねだと思っています。
自然と、場と、土地と、人と。
そんな様々な要素が重なったときに、1枚のいい写真が撮れる。
デジカメは、その一瞬や出会いの瞬間に、構図の確認や
撮れ具合の確認がすぐモニターでできる。
枚数の制限なしに、いくらでも写真が撮れる。
それはそれはすばらしいことです。
でも、旅先で、すばらしい風景や人に出会い、シャッターを切るたびに、
モニターをのぞき込む自分の姿を想像すると、何かちがうな。。。
と感じました。
気持ちを込めて、シャッターを切る。
その時の気持ちが、フイルムに記憶され、それが今日、写真としてあがってくる。
その写真を見るときのドキドキ感はたまりません。
おおげさかも知れませんが、母から生まれてくる、我が子を見る瞬間のような
ドキドキ感。(味わったことはないけど。。。)
でも、その1枚1枚には、その時々の気持ちや想いや、感動が詰まっているんです。
それをあける瞬間の喜びというのは言葉では言い表せません。
銀塩写真には、気持ちや空気も写し込める気がします。
以前、「Gachaの写真には空気感があるよね」って誉めてもらったことがあります。
そんな写真を撮るために、持って行ったフイルムカメラ。
選択は間違っていなかったようです。
| 固定リンク
コメント
>けーこさん

ありがとうね
ちょこちょこ小出しにしていきますよ。
もしくは、長野まで観せにいきます
投稿: Gacha | 2009-06-10 23:26
うん!素敵
もっと見たい!!
投稿: けーこ | 2009-06-10 22:22